シムシティ2000は、国内コンシューマー版としてはスーパーファミコン・セガサターン・プレイステーション・ニンテンドー64の4機種から発売されています。
海外では、さらにゲームボーイアドバンスでも発売されています。
今回はこのうち筆者が所有する、スーパーファミコン・セガサターン・プレイステーションの3機種で比較します。
【シムシティ2000】SFC版SS版PS版の違い
シムシティ2000は各機種で様々な違いがあります。
動作の違い
まずは、動作についての違いです。当時ハイスペックパソコンで動作していたソフトをコンシューマー向けに半ば無理やり発売した事情、基本的には3機種ともにモッサリ動作です。
スーパーファミコンは16Bit、セガサターンとプレイステーションは32Bitとスペック的にはスーパーファミコンの性能が劣りますが、セガサターンとプレイステーションはディスク媒体の為毎回読み込みが発生してしまい、余計にイライラする仕様となってしまいました。
よって、実機でプレイするならスーパーファミコンがまだマシかとは思います。
しかし、令和時代の技術で作られたポリメガというレトロゲーム互換機だとインストールしてプレイできる仕様の為セガサターン・プレイステーション版ともにディスク読み込みが発生せず、モッサリ感はスーパーファミコン版と並ぶ程度にまで改善しています。
よって、ポリメガでプレイするなら3機種ともに大きな違いはありません。
マップの違い
SS・PS版はパソコン版と同じ128×128マス。SFC版は容量の関係から96×96マスに縮小されています。
マップの拡大表示ができるズームは、SFC・PS版は2段階。SS版は3段階です。
SFC版には練習マップと呼ばれる、初めて遊ぶ人向けに解説付きのマップがあります。SS・PS版にはありません。
SS版は全16マップ、PS版は13マップ収録されています。パソコン版をベースにアレンジを加えたり逆に減らしたりしています。
SFC版には5マップ収録されています。すべてオリジナルのマップです。
- ほっとするけしき
- せせらぎのおと
- やまがちなとち
- おおきなみずうみ
- うみのかおり
- じゆうのだいち
- ベイビュー
- セレス
- フレドリック
- ハッピーランド
- ハワイ
- ラ・イスラ
- マクシスランド
- モンロー
- パスクワット
- リトリート
- リオ
- トウキョウ
- バハマ(SS)
- レイクランド(SS)
- セガ・シティー(SS)
- ボルケイノ(SS)
- トロント(PS)
SFC版のシナリオモードはすべてオリジナルで5マップあります。
SS版・PS版ともに17マップあります。
- メガロポリス
- 市長の試練
- 地球温暖化
- 娯楽シティー
- 宇宙へゴー
- アトランタ
- バルセロナ
- チャールストン
- シカゴ
- ダベンポート
- ダブルスビル
- フリント
- ハリウッド
- ホームステッド
- マリブ
- マンハッタン
- オークランド
- パリ
- ポートランド
- シリコンバレー
- ワシントンDC
- トウキョウ(SS)
- サンフランシスコ(PS)
SS・PS版には都度新しい地形を自動生成して遊ぶことができます。SFC版には地形を生成する機能はありません。
マップで比較するとSS・PS版のほうが楽しめます。
お天気表現の違い
SS・PS版の天気情報はアイコンで表示されるだけですが、SFC版は雨が降ったり雲が流れたりします。
その他機種ごとの違い
- 一部の建物のグラフィックがオリジナル(警察・消防署など)
- 災害の種類が減らされている(暴動など)
- プレゼントの銅像がソニック像
- ゲーム中の年代によって建築物のデザインが変わる(3段階)
- PS専用マウスが使える(実機のみ)
- 3Dドライビングモードで作った街を車に乗って眺めることができる
ポリメガでのプレイに限定して、この中でひとつに絞るとすれば・・・いちばんはPS版かな?
ご質問や感想など、お気軽にどうぞ!